蘇洞門 「蘇洞門」は花崗岩が波に打ち砕かれ、方状節理にそって海蝕してできた奇岩・洞窟・断崖と、断崖から流れ落ちる滝などが約6kmにも及び、その豪壮雄大な姿は、日本海側有数の景勝地となっています。 特に、大門・小門は岩の中が打ち落され、周囲が柱状に残ったため、船も通れるくらいの洞門となりました。ほかにも夫婦亀岩、獅子岩、象を積んだ唐船をつないだと言われる唐船島など、自然が造り出した数々の造形美は、しばし我を忘れさせてくれます。
エンゼルライン 内外海半島の中央にある久須夜ヶ岳頂上(619m)へ通じるドライブウェイです。近くは女性的な、真珠いかだの浮ぶ小浜湾、遠くは男性的な荒波岩をかむ日本海や若狭富士(青葉山)(699m)、そして越前岬まで望める一大パノラマ風景が楽しめます。
明通寺 大同元年(808年)征夷大将軍、坂上田村麻呂が創建したと伝えられる古刹で、本堂と三重塔は国宝です。本堂は正嘉2年(1258年)に棟上げされ、文永2年(1265年)に供養された建物で、三重塔は文永7年(1270年)に建立されました。共に鎌倉時代の建築様式の特色を十分に示しています。
神宮寺&
鵜の瀬
奈良東大寺二月堂の「お水取り」は、全国にも有名な春を告げる行事ですが、その水は、若狭小浜の「鵜の瀬」から送られ、10日を要して二月堂「若狭井」に届きます。
鵜の瀬公園資料館
展示室にはモニターテレビを設置し、お水送り行事や観光ビデオを手軽に見ることができます。その他にもお水送りに関したパネルや和紙人形、行者講の本尊も展示しています。
羽賀寺 女帝、元正天皇の命により行基が霊亀二年(716年)に開創したと伝えられる古刹です。文安四年(1447年)に現在の青森県の武将、阿倍康季公により再建されて現在に至っています。 十一面観音立像(重文)は行基が元正天皇に似せて彫ったものであると伝えられる逸品で、当初の色彩を極めて良く残していることで全国的に知られています。 入母屋造りの本堂(重文)は、室町中期、北山文化の代表的な密教建築です。