若狭小浜 国宝/重文 見どころ紹介

国宝/重文めぐり

「海のある奈良」 と称される小浜には数々の見処がありますが、

特に見逃せない、国宝指定や重要文化財を持つ古寺を紹介します。

明通寺

  • (真言宗御室派)
  •  日本海側随一を誇る国宝・三重塔はあまりにも有名で、坂上田村麻呂公が創建のこの寺には、国宝の本堂に安置されている木造深沙大将立像(重文)ほかの諸仏像は圧巻。苔むす岩の根を澄んだ水が洗う情趣は忘れ難いものがあります。
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  • 小浜市門前5-22

羽賀寺

  • (高野山真言宗)
  •  716年、行基が創建と伝えられ、女帝・元正天皇の御影と尊崇される木造十一面観音菩薩立像を拝する時、その美しさに人はみな言葉を失うほどの感銘をうけます。秋には前庭より望む若狭の千町田の黄金いろのそよぎがまばゆく心に残ります。
  • 小浜市羽賀82-2

圓照寺

  • (臨済宗南禅寺派)
  •  モリアオガエルが生息する庭園は見事で、四季移りゆく禅寺に北陸随一・金色燦然の大日如来坐像(重文)に接するとき、無我の境地に引き込まれます。ほか木造不動明王立像は重要文化財。
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  • 小浜市尾崎22-15

妙楽寺

  • (高野山真言宗)
  •  霊峰・多田ケ岳の麓、桜並木の参道より山門をくぐり、境内の静寂はしばし世俗を離れさせてくれます。若狭における最古の建造物である本堂は、寄棟造り檜皮葺で、安置されている木造千手観音菩薩立像(重文)の表情には安らぎを覚えます。
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  • 小浜市野代28-13

多田寺

  • (高野山真言宗)
  •  清らかな多田川の上流、渓谷のさわやかな涼風に心が和みます。春・秋の彼岸には、“多田のお薬師さん”として、眼病に霊験あらたかな木造薬師如来立像(重文)の参拝で賑わいをみせます。ほか木造十一面観音菩薩立像(重文)がありがたい。
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  • 小浜市多田27-15-1

国分寺

  • (曹洞宗)
  •  諸国に建てられた国分寺の一つで、天平の仏教文化の息吹きを感じさせる。木造薬師如来坐像(重文)のほか、像高318cmの木造釈迦如来坐像は福井県下最大を誇る巨像で、地元の子供たちも清掃奉仕に精を出し、温かく見守っています。
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  • 小浜市国分51-1

神宮寺

  • (天台宗)
  •  奈良・東大寺の二月堂への“お水送り”はこの神宮寺の神事として有名で、毎年3月2日に行われます。神体山を借景に若狭随一の木造本堂(重文)が雄大な景観を見せてくれます。力強い木造金剛力士像を安置した仁王門(北門)は重要文化財。
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  • 小浜市神宮寺30-4

萬徳寺

  • (高野山真言宗)
  •  秋の山もみじの朱が、枯山水の庭園に見事に映え、訪れる人たちの目をなごませてくれます。春はつつじが見もので、四季を通じ自然があふれています。本尊・木造阿弥陀如来坐像(重文)や絹本著色弥勒菩薩図像は見応え十分。
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  • 小浜市金屋74-23

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